林道舞台に自転車ラリー 来月10日中川村

「グラベルライドラリー」中川村ステージの開催をPRする村担当者
林道を舞台としたラリー形式の自転車イベント「グラベルライドラリー」(国際自転車協会主催)の中川村ステージは9月10日、同村などで繰り広げる。コースは村役場前を発着点とする全行程100キロ前後。移動区間とラリー区間が設けられ、ラリー区間でのポイントで勝負を決する。このステージで2023年の年間チャンピオンも決まる。
NPO法人「『日本で最も美しい村』連合」の元理事らが中心となって企画した初めてのイベント。美しい日本の農村を将来に継承するための一つの試みで、初開催の今年は同連合に加盟する中川村と下伊那郡大鹿村が特別協賛に手を挙げた。今回は両村を舞台とする二つのステージが設けられ、その合計ポイントで年間チャンピオンを決める。
第1ステージの大鹿村ステージは6月4日に終了しており、中京圏を中心に全国から40人の選手が参加。中川村ステージには2倍となる80人ほどが集まる見通し。ラリー区間は1ステージに2~4区間あり、チェックポイントは当日設定される。ラリー区間は主に未舗装路で、そこまでの移動区間は舗装路となる。
23年シリーズの上位10人には1~10番の固定番号を与える。来年のシリーズはその番号を背に、ラリーを走ることになる。25年には全国で年間5回のステージを開催する計画という。村の担当者は「県外から多くの人が村を訪れるチャンス。地域経済の活性化につながれば」と期待する。
9月10日は、選手たちが午前7時から村役場前を順次スタートする予定。