2023年8月19日付

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今年のお盆休み期間は全国的に悪天候に振り回された。鉄道の運転取りやめや空の便の欠航の報道が相次ぎ、イベントの中止のお知らせもあちこちから聞こえてきた。楽しみにしていた予定を台風に台無しにされた人も多いだろう▼最近はスマートフォンからも雨雲レーダーを確認できるので、数時間後にどのくらいの強さの雨がどこに降りそうなのか、一目で分かる。台風が発生すると渦巻き状の雲が移動していく様子も手元で確認できるので便利なのだが、一方で、気が重くなってくる。大きな気象の変化があると体調が悪くなることも予想されるからだ▼ここ10年ぐらいで「気象病」という言葉も一般的になったという印象がある。他人事だと思っていたが、加齢のせいなのか、数年前から自分の体調が気象に左右されることを自覚している▼膝が痛くなったり、倦怠感や頭痛、吐き気に襲われたりすることもある。細菌やウイルスが原因ではないので、対策は対症療法しかないのが悩みどころだ▼弊紙の過去の記事を探ったら、低気圧は子どもの情緒面にも影響があると、はらいおん先生(原良平・NPO法人長野教師力向上NET理事)の連載で報告があった。はらいおん先生は「このような時は『乗り切る』という発想も大切」と助言する。「今」はつらいだろうが、「支援を厚くし、子どもの復調を待ちましょう」とのことだ。大人も同じだろう。

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