猛暑の中 早くも稲刈り 伊那市手良

LINEで送る
Pocket

伊那市手良で進む早生品種「五百川」の刈り取り作業

伊那市手良で一足早く稲刈りが始まっている。同地域で稲作などを営む中坪ノーサンは早生品種「五百川」を栽培していて、18日から今季の収穫作業を始めた。好天に恵まれたものの厳しい暑さの中、作業員は機械を操作して刈り取っていった。

この日の伊那は日中の最高気温が35・2度の猛暑日に。五百川はコシヒカリのようなモチモチした食感が特徴。中坪ノーサンは多くの水田を管理していて、収穫時期に稲刈りが追い付かなくなる事態を防ぐため五百川を5年ほど前から導入。品種に適した肥料の選別などに取り組み、試行錯誤を続けてきた。

今季は約4ヘクタールの水田で栽培。生育状況は良好で、例年並みの時期に収穫できているという。収穫作業は1週間ほどで終え、県外の業者に出荷する。

登内美穂社長は「伊那市でとれたおいしいお米を食べてほしい。農地の後継者問題などはあるが、頑張って米を作り続けて田園風景を守りたい」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP