福祉分野の職場説明会・就職相談会 諏訪

来場した求職者と対話する福祉分野の事業所担当者
長野労働局や県、県社会福祉協議会などは18日、諏訪市駅前交流テラスすわっチャオで、福祉分野の人材確保に向けた職場説明会・就職相談会を開いた。諏訪、上伊那地方を中心に県内の社会福祉法人など20事業所が参加。求職者は事業所のブースを訪れて担当者と対話し、仕事内容や勤務形態などを聞いて今後の参考にした。
福祉分野の人手不足の解消や介護、看護、保育などの職を希望する人たちの支援につなげようと、年複数回行っている。今年度初回の説明会・相談会は7月28日の松本を振り出しに、この日の諏訪まで県内4会場で開催。諏訪会場には求職者20人が訪れた。
求職者は、参加事業所の情報をまとめた冊子を参考にしながらブースを回った。諏訪市の女性は「以前にホームヘルパー2級(現・介護職員初任者研修)の資格を取った。ブランクがあっても働けそうな職場があれば」と語り、2事業所の担当者から説明を聞いていた。
諏訪、上伊那地方で老人保健施設などを運営する富士見高原医療福祉センター(富士見町)は「他の職種、業界もそうだが、福祉もかなりの人手不足。働きながら資格取得ができる研修制度などをPRしていきたい」と話した。