伊那と都市の暮らし比較 市が紹介

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伊那市は、移住定住の促進の一環で、都市と伊那市(長野県)の暮らしをデータで比べた結果をまとめた。都市と地方それぞれ長所と短所があるが、実際の生活をイメージするのはなかなか難しいことから、どんなことにどれぐらいお金がかかるかや、どんな生活が送れるかなどを東京、大阪、名古屋の各都市と比較。移住を検討する際の参考にしてもらう考えだ。

総務省の社会生活基本調査や統計でみる市区町村のすがたなどのデータを参考に、「収入と収支」「1日の過ごし方」「余暇の過ごし方」「出産・子育て」「健康」「安心・安全」「生活・住まい」の七つのカテゴリーで25項目にわたって比較。市独自のデータがないものは長野県のデータを準用した。

月刊誌のランキング調査の「子育て世代にぴったりな田舎部門」で2年連続全国1位に選ばれたことをPRする伊那市。合計特殊出生率(1人の女性が一生の間に産む子どもの数、2014年)は1・59で、東京・世田谷1・10、名古屋1・38、大阪1・19より高く、全国平均1・42も上回る。認可保育園の月額保育料は都市圏と「ほぼ同額」としたが、保育所待機児童数は「ゼロ」とした。

また、住宅地1平方メートル当たりの土地価格は世田谷52万7900円、名古屋17万1500円、大阪23万7800円に対し、伊那市は1万3900円にとどまり、最大50万円を超える差に。「伊那市では家庭菜園付きの住宅も夢ではない」とアピールする。

一方で、上水道料金は最も高く、人口が集中する都市部に比べて施設整備に多額の費用がかかるためという。「基本料金は少し高いが、浄水器がなくても冷たくておいしい水が飲める」とも。1世帯当たりの乗用車保有台数も1・74台といずれの都市より多く、「買い物や通勤に車は欠かせない」とした。

市地域創造課は「例えば、夏は涼しいが、冬は寒い。冬期の電気代や燃料代は都市圏に比べ家計の負担になる。具体的に比較することで、どんな生活が送れるのかイメージしてもらい、移住の参考にしてほしい」と話す。新たに作成した移住定住ガイドブックに掲載したほか、市のホームページでも見られる。

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