25日おとぼけ相撲 諏訪市田辺区の女性12人

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自作の化粧まわしをつけて「なでしこ力士」になり切る田辺女性部のメンバーたち

コロナ後の地域に笑顔と元気を届けようと、諏訪市田辺区の女性たちが25日午後5時から、着ぐるみのふんどし姿で田辺公民館前の特設土俵に登場し、「ドスコイなでしこ、おとぼけ相撲田辺場所」を行う。4年ぶりに開く秋葉神社の火祭りを盛り上げようと初めて企画したもので、円熟期を迎えた60代の女性力士12人が手作りの化粧まわしで土俵入りし、人生経験を笑いに変えて抱腹絶倒の取り組みを披露する。子どもや女性の挑戦を歓迎している。

田辺場所は、区内の女性14人でつくる田辺女性部(吉澤敏子代表)が主催。2007年にJA女性部員で発足したグループで、今年5月には手芸作品を集めたアート展を公民館で開いた。自粛ムードが漂う地域を女性の明るさで勇気づける活動を続けている。

田辺場所で使う化粧まわしは、保有米の紙袋を下地に一人ひとりが手芸の技を生かして自作した。しこ名や所属部屋に合わせて、アニメやディズニーのキャラクター、こいのぼり、祭り、恋に身を投じた夜桜お七などを色鮮やかに表現した。まげも棒状のスナック菓子などで手作りし、相撲の相手をしてくれた子どもたちにプレゼントするいう。

当日は土俵入りの後、12人の力士が東西に分かれて真剣勝負を展開する。人柄や得意技を紹介する北の富士さんばりの解説付きで、会場を笑いで包み、来場者を楽しませる計画だ。結びの一番は正副区長が務める。子どもたちの挑戦は当日受け付け、参加者には「豪華賞品」を贈る。雨天時は公民館2階で行う。

吉澤代表(69)は「5月から準備をしてきました。12人の『なでしこ力士』が恥も外聞も顧みず、パワー全開で頑張ります。おなかの底から笑ってもらい、愉快で楽しいひとときを過ごしてほしい。お祭りの盛り上げに一役買えたらうれしいですね」と語り、多くの来場を呼び掛けている。

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