障がいあってもレジャーを 南箕輪村で体験

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ユニバーサルツーリズムの推進に向けて、障がい者の家族らを招いたモニターツアー=南箕輪村大芝高原のキャンプ場

南箕輪村観光協会は20、21の両日、キャンプなどアウトドアレジャーに親しめる同村大芝高原に1泊2日で障がい者に滞在してもらうモニターツアーを開いた。年齢や障がいの有無など関係なく旅行やレジャーが楽しめる「ユニバーサルツーリズム」の推進を図ろうと初めて実施。協会事務局は「ちょっとした声掛けなど、受け入れ側の心遣いが大切」と2日間を検証し、誰もが自然を満喫できる高原になるようソフトや”ハート”の充実を図るとした。

モニターツアーには、車椅子の利用や介助を必要とする2組の県内家族が参加。高原内のキャンプ場に泊まり、バーベキューや朝の散策などを楽しんだ。

このうち長野市在住で車椅子ユーチューバー芸人として活動する寺田ユースケさん一家は3人で訪れて早速、まき割りなどを満喫。箕輪町の企業が手掛ける車椅子けん引補助装置「JINRIKI」を使い、快適に高原散策も楽しんだ。

愛息にJINRIKIでけん引され、高原内を散策する寺田ユースケさん

最近は旅行をテーマに動画配信することも多いという寺田さんだが「旅をするには家族だけだと大変なこともある。周囲の皆さんがちょっと声を掛けてくれるだけで本当に助かる」と話した。

「手助けしてほしいのに周囲に遠慮して、声を出せない障がい者やその家族も多いのでは」と、協会事務局の有賀彩さん。ツアー参加者と触れ合う中でより障がい者の目線に立って取り組む必要性を感じたといい、今後は本格的なツアー実施に向けて、幅広い人たちにユニバーサルツーリズムの意識を普及させていくと強調した。

JINRIKIを開発し、今回のツアーをはじめ障がい者をさまざまな面で支援する中村正善さんは「障がい者がキャンプというと、最初から無理、行けないという発想になりがち。そこで諦めることなく、お互いに壁を越えることが必要」と話した。

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