諏訪市南部地区の小中校再編 推進委24日始動

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諏訪市南部地区の小中学校を再編・統合して「施設一体型小中一貫校」の建設を目指す市教育委員会は24日午後7時から、学校再編推進委員会(南部地区)の初会合を市役所で開き、施設一体型小中一貫校の学校像や新校舎の建設、通学区の在り方に関する話し合いをスタートさせる。

市内にある小学校6校、中学校4校を東部、南部、西部の施設一体型小中一貫校3校に再編する「未来創造ゆめスクールプラン」基本計画に基づく取り組み。21年4月には東部地区第1期として城北小と高島小を統合した上諏訪小を旧高島小校舎に開校し、隣接の上諏訪中と小中一貫教育を始めた。今年4月には小中一貫教育を全市展開した。

南部地区では四賀小と中洲小、諏訪南中を再編統合する計画。金子ゆかり市長は6月の市議会定例会で、施設一体型小中一貫校の候補地を諏訪南中学校敷地(中洲)とする方針を発表した。小中一貫校の施設整備は市内初となる。

推進委員会は四賀小、中洲小、諏訪南中に加え、四賀小の一部が進学する諏訪中の関係者で構成。PTAや同窓会、校長・教頭、学校運営委員会、保育園保護者会、地域代表ら約30人で組織し、24日は正副委員長を選出して南部地区の小中学校の現状や今後の予定を確認する。

市教委は、小中一貫校の基本理念や建設場所、スケジュール、機能や特色などをまとめた「基本構想」の策定を進め、基本設計と実施設計を経て、建築工事に着手する。開校時期は未定。同プランは2018年度から30年後に小中一貫校3校体制に移行し、少子化に対応した教育環境を整備する計画だ。

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