駒ケ根市プロモ戦略 統一コンセプトを発表

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伊藤祐三市長とロゴなどをデザインした川端さん、オンラインで出席した相模女子大の女子学生

駒ケ根市は23日、市のプロモーション戦略の一環で、統一コンセプト「さぁ、次のおもしろいこと それ、駒ケ根でできます!」を打ち出すと発表した。同フレーズのロゴを使用した宣伝ツールも製作し、移住セミナーなど対外イベントで活用する。ツールが相手の目を引いて会話のきっかけをつくり、「駒ケ根市を知る手掛かりとなること」(伊藤祐三市長)を期待する。

人口減少やコロナ禍など新たな時代に対応する地域や人の将来像を探る市の「シン”KOMAGANE”プロジェクト」の一環。市は、若年女性の人口流出を市の課題と捉え、首都圏に住む若い女性の提案をまちづくりに生かす取り組みとして、今年3月に相模女子大学の学生から政策提言を受けた。学生の提言のうち、市プロモーション事業で活用する統一コンセプトとして同フレーズを選んだ。

統一コンセプト打ち出しに合わせて製作を進める宣伝ツールのサンプル(左からポップ、バッジ)

ロゴや、ロゴに中央アルプスを加えた宣伝ツールのデザインは、同市在住のグラフィックデザイナー川端千恵さん(43)が手掛けた。見やすいフォント、アクティブな若い世代に親和性のあるポップさを表現し、相手が会話の話題として気軽に触れられる、親しみやすさを演出した。バッジは市職員が外部の会議に出席する際などに身に着け、ポップは移住イベントのブースに設置するなど活用する。

伊藤市長は同日の定例会見で、「あなたが思い付いたことをぜひ駒ケ根でやってみませんか」とPRしたい考えを説明。移住・定住促進にこだわらず、子育てや観光など多様な分野でプロモーション事業に活用していく。

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