カラフル花畑、かかしが歓迎 伊那市富県桜井

色とりどりの花と個性的なかかしが目を引く花畑=伊那市富県桜井
伊那市富県桜井の畑で、百日草(ジニア)とマリーゴールド計約550本が見頃を迎えている。一面に広がるカラフルな花畑の脇には、地元の女性たちが手作りした10体のかかしも並び、道行く人たちの目を引いている。
花畑は桜井公民館北西の農道沿いにあり、地元住民でつくる「桜井自然環境を守る会」が農村環境・景観保全の一環で取り組み13年目になる。かかしは11年前から、「案山子の会」の女性たちが家庭にある衣服などを活用してそれぞれ製作。その年の話題を取り入れており、今年は野球のユニホームを着たものや、NHK連続テレビ小説の主人公のモデルである牧野富太郎に見立てたものなど、個性あふれるかかしが花を眺めるように並んでいる。
マリーゴールドは9月中旬ごろまで、百日草はこれからさらに成長し、霜が降りるまでは楽しめそうという。花畑の管理を担当する鹿野博愛さん(78)は「地区外から足を運んでくれる人もいてうれしい。花とかかしを一緒に楽しんでもらえたら」と話した。