なでしこ珍勝負で爆笑 おとぼけ相撲田辺場所

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着ぐるみのふんどし姿でユーモアあふれる取組を見せる諏訪市田辺区の女性力士。立ち合い後、背を向けて尻相撲を始める”珍勝負”も。会場は爆笑の渦に包まれた

諏訪市田辺区の60代の女性力士たちによる「ドスコイなでしこ おとぼけ相撲田辺場所」が25日、区公民館前に設けた土俵であった。ド派手なメークをして手作りの化粧まわしを身に着け、着ぐるみのふんどし姿で土俵入り。笑いたっぷりの取組で沸かせ、コロナ後の地域にたくさんの笑顔とパワーを届けた。

4年ぶりの秋葉神社の火祭りを盛り上げようと、区内の女性14人でつくる田辺女性部が5月から準備を進めた。手芸の技を生かした自慢の化粧まわしを披露すると、いよいよ取組へ。立ち合い後、背を向け合って尻相撲を始める”珍勝負”もあり、押し出しならぬ「お尻出し」の決まり手も。物言いがついたり、怠慢で行司からイエローカードが出たりする一番もあった。

子どもから高齢者まで大勢の区民が土俵を囲み、腹を抱えたり、やじを飛ばしたりしながら見物。ユニークな懸賞旗が出て、おひねりも飛んで盛り上がった。子どもたちは女性力士に勝負を挑み、勝ち名乗りと菓子を受けていた。

「(コロナ下の)3年間を吹き飛ばして笑顔を届けたいと、家事の合間を縫って練習を重ねてきました」と解説席で活躍した「鯉のぼり龍」こと吉澤敏子代表。「円熟期をとっくに過ぎていますが、あと3年間は田辺場所を続けたい」と笑顔で話した。

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