牛乳パン、駒ケ根集合 「生みのまち」まつり

会場に並ぶ牛乳パンを買い求める来場者
「牛乳パン生みのまち」を宣言する駒ケ根市で26日、「牛乳パンまつり」が開かれた。駒ケ根高原の観光拠点施設「駒ケ根ファームス」を会場に、地元をはじめとする県内各地の11店舗から取り寄せた牛乳パン16種類を販売。家族連れや観光客らでにぎわい、用意した664個のパンは1時間弱で完売する盛況ぶりだった。
信州の「ご当地パン」として親しまれている牛乳パン。開発者が市内に住んでいることから、市は2018年6月に「生みのまち」を宣言した。物販イベントは3年目。こまがね牛乳パンプロジェクト実行委員会が主催し、今年は駒ケ根ファームス内の売店「おみやげショップこまかっぱ」の周年祭として開いた「こまかっぱまつり」の一環で実施した。
会場には目当てのパンを購入しようと、午前9時の開場前から約100人の行列。イベント限定の味も並び、人気の高いパンは開始20分ほどで売り切れた。
市内から訪れた山根久美さん(45)は「牛乳パンがすごく好き」といい、かごいっぱいに購入。「完売してしまったものもあったけど、普段は手に入らない目当ての商品を買えてうれしい。家族みんなで食べます」と笑顔を見せた。