読み聞かせボラ「こんにちワニ」 記念誌作製

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19年間の活動をまとめた記念誌や手袋人形を手に笑顔を見せるメンバーたち

諏訪市を拠点に活動する読み聞かせボランティアグループ「こんにちワニ」(中澤きよ子会長)は、19年間の歩みをまとめた記念誌「わにのあしあと」を作った。初代会長や講師の思い、読み聞かせ活動の様子、メンバーのメッセージなどを掲載し、多くの子どもや保護者、高齢者に絵本と笑顔を届けた日々を振り返っている。

同会は2004年3月、市社会福祉協議会の読み聞かせボランティア養成講座を受講した女性有志で発足。名称はみんなが好きだったワニの絵本にちなんだ。毎月1回、元市図書館副館長で県福祉大学校講師の矢﨑恵実子さんを講師に勉強を重ね、会報「わにワニ通信」を発行。保育園や小中学校、学童クラブで読み聞かせを続けているほか、コロナ前はデイサービスの高齢者を楽しませていた。

記念誌はA4判45ページで来年の創立20周年に向けて作った。初代会長の三ツ橋紀代子さんと矢﨑さんが寄稿し、発足当時の様子や本の世界の素晴らしさをつづった。10周年記念で開いたおはなし会のプログラムや、19年間の学習内容と講師、研修旅行、読み聞かせで訪問した施設や団体、おすすめ本、公演時に使う手作りの手袋人形のほか、「楽しい会が続きますように」などとメンバー一人ひとりのメッセージも掲載した。

記念誌は20部作製し、市社協や市図書館などに寄贈する。編集委員長を務めた前会長の宮坂泰子さんは「20年目になるワニの足跡を残すことができてよかった。活動が30年、40年と続いて、この記念誌が厚くなることを願っています」と話している。

同会は60~80代の女性17人で構成し、うち10人が創立時からのメンバーという。新規会員を募集している。申し込み、問い合わせは、中澤会長(電話0266・52・6828)へ。

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