「1000年に1度」豪雨 天竜川沿いほぼ浸水

LINEで送る
Pocket

国土交通省天竜川上流河川事務所(駒ケ根市)は15日、想定される最大規模の降雨で管内の天竜川が氾濫した場合の浸水の範囲や深さを示す、洪水浸水想定区域などを公表した。「1000年に1度」規模の豪雨を想定。上伊那地方は川沿いのほぼすべての地域で浸水の可能性があり、伊那市の市街地などは家屋倒壊などの危険性があるとした。

相次ぐ豪雨災害を受け昨年7月に改正された水防法に基づき、自治体の適切な避難勧告などの発令や住民の主体的な避難に活用してもらう目的で公表。同河川事務所は2002年に「100年に1度」の降雨を想定し「2日間で250ミリ」の降雨量に基づく浸水想定区域図を策定していたが、今回は「48時間で605ミリ」の雨が降った場合について分析した。

100年に1度規模の降雨による浸水範囲が約855ヘクタールなのに対し、1000年に1度規模では最大で4倍以上の3663ヘクタールに及ぶと推測。上伊那地方では川沿いのほぼ全域を浸水範囲に指定した。宮田村の伊那峡付近で浸水の深さが10~20メートルに達するなど、川幅が狭い場所の上流部で水深が深くなるとした。

家屋倒壊などの危険性がある想定区域には、伊那市の中心市街地や駒ケ根市、飯島町、中川村の一部などが対象に。伊那市役所は浸水、倒壊の可能性がある区域に含まれた。

同河川事務所は「浸水範囲や浸水に伴うリスクを認識してもらい、市町村の水害ハザードマップ見直しなど、命を守るために活用してほしい」と話している。想定区域図は同河川事務所のホームページで拡大して見ることができる。

おすすめ情報

PAGE TOP