高原のジャズ大団円で幕 富士見でコンサート

デキシーランドジャズなどを楽しんだ「ピクニックコンサートin富士見」
高原でジャズを楽しむイベント「第20回ピクニックコンサートin富士見」(実行委員会主催)が27日、富士見町多目的交流広場「ゆめひろば富士見」で開かれた。最終回を記念してプロのバンドを含めた計8組出演。デキシーランドジャズ(初期のジャズ)など心温まる音楽を楽しみ、大団円で幕を閉じた。
障がい者に喜んでもらおうと山梨県内で始まり、20回開いた後、町内のジャズ愛好家が引き継いだ。憩いの場として親しまれてきたが、目標の20回に到達したのをもって最後とした。
長野冬季五輪の会場生演奏を担当した「デキシーキャッスル」や日本を代表するデキシーランドジャズバンド「薗田憲一とデキシーキングス」ら、これまで関わったプロ5組が出演した。「ブルーベリーヒル」や「ハニー」など代表曲を次々に演奏。サックスやトランペットの軽快なリズムに合わせ、観客は手拍子を贈った。富士見中吹奏楽部やホストバンドの富士見ウィンドオーケストラといったアマチュアバンドも参加した。
最後は出演した複数のバンドが「聖者の行進」などを演奏しながら来場者と一緒に会場内を一周し、フィナーレを飾った。坂本辰美実行委員長は「通算40回も開催できて感激している。今まで関わったすべての方に感謝したい」と話した。