岡谷産ブドウのワイン完成 今年は赤白3種類

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今年は赤白3種類を販売する三澤智行さんのワイン

自ら栽培したブドウでワイン造りに取り組む岡谷市川岸中の自営業、三澤智行さん(61)が手掛けた岡谷産ブドウのワインが、今年も完成した。商品化から7年目の今年は赤白の計3種類で、三澤さんは「糖度が高いブドウからいいワインができた」と出来栄えに満足げ。9月1日から一般販売する。

三澤さんは「障がい者が自立した生活をするために働ける場所をつくりたい」と、生産から販売までを一体的に取り組めるワイン造りに注目。介護タクシー業を営む傍ら、借りた畑で2013年からブドウ栽培を始めた。現在は市内のほ場(約1万平方メートル)で計16品目、約2000本を1人で栽培管理している。

ワインの原料として昨秋に収穫したブドウは赤ワイン用のヤマソービニヨンが140キロ、白ワイン用のシャルドネが14.4キロ。ヤマソービニヨンは「ブドウ本来の香り、渋み、酸味が残っている」という。購入したナイアガラを加えた白ワイン「ナイアガラ&シャルドネ」と、「りんごワイン」はともに「やや甘口」。醸造は伊那ワイン工房(伊那市)に委託した。

ヤマソービニヨン110本、ナイアガラ&シャルドネ91本、りんごワイン170本(いずれも720ミリリットル)を用意した。ブドウ栽培に携わって10年目を迎えた三澤さんは「糖度や酸度など、いいワインになるブドウの基準が分かるようになってきた」と手応えを口にし、「ブドウ栽培に興味がある人、携ってみたいという人は気軽に連絡してほしい」と呼び掛けている。

価格はブドウの赤白ワインが各2700円、りんごワインが1800円(いずれも税込み)。販売などの問い合わせは三澤さん(電話090・4379・6886)へ。

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