プリン用和紙の掛け紙手作り 伊那養護中学部

色彩豊かに仕上げた掛け紙を手におもてなしプリンをPRする紙すき班の生徒(前列)と、大芝の湯のプリン工房スタッフ
県伊那養護学校(伊那市)中学部紙すき班の生徒たちが、近くにある日帰り温泉施設「大芝の湯」(南箕輪村)のオリジナル商品「大芝高原のおもてなしプリン」の掛け紙を手作りした。30日には生徒が同施設を訪れ、心を込めてすいた70枚を直接届けた。この掛け紙で包装したプリンは9月1日から販売する。
地域とつながることをテーマに「いなよう和紙」と銘打つ4年目の取り組み。紙パックなどを原料に色紙で着色し、さらにまだら模様になるよう手間を惜しまず作った掛け紙で、今回も色彩豊かに仕上がった。
この日は、13人の班員を代表して3人が大芝の湯を訪問。プリンを作る工房スタッフの女性たちは「かわいい」「きれいだね」と掛け紙を受け取り、「こんなにたくさんありがとう」と感謝した。
いなよう和紙は客からの人気が高く、今回もプレーンのプリン(税込み360円)に包装して1日10個ほど提供。なくなり次第終了となるが、3人の生徒は「ミキサーや網、ペットボトルなどを使って工夫して作る紙すきは楽しい。プリンを多くの人に買ってもらえたらうれしい」と話した。
問い合わせは大芝の湯(電話0265・76・2614)へ。