秘めた思い「夢新聞」で形に 辰野中1年WS

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現在の自分を振り返り、夢を実現した自分を記事にする辰野中の1年生

辰野町の辰野中学校で8月31日、生徒が思い描く夢の実現をイメージして記事を書く「夢新聞」制作ワークショップ(WS)が行われた。1年生132人が参加し、生徒それぞれが現状の自分を見詰め直し、思い描く夢を新聞として見える形にした。

夢新聞の取り組みは一般社団法人ドリームペーパーコミュニケーションズ(同町)が開発したプログラム。将来の夢や目標を記事にまとめることで自己肯定感を高め、共創、協働する仲間の大切さを実感してもらうのが狙い。

WSでは、同法人の米澤晋也代表理事や長野日報社の村上智仙社長ら4人が講師を務めた。生徒たちはそれぞれ、題字が入ったA3判の紙面に、自身の夢が実現した想定で記事を執筆。写真の代わりにイラストを添え、見出しを付け、最後に夢をかなえる日付も記入して完成させた。

夢は▽サッカー選手としてワールドカップで活躍すること▽NBAプレーヤーになること▽人を笑顔にする女優になること-などさまざま。生徒の一人(12)は「新聞作りを通して漠然とした夢がはっきりしてきた。夢をかなえるために勉強し、頑張っていく気持ちがわいた」と話していた。

講師を務めたスタッフたちは「夢は多くの人の支えがあってかなえられる。今の気持ちを忘れずにいれば、それが未来を紡ぐ力になる」と呼び掛けていた。

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