最高賞に中村さん なんしんフラワーフェア

生産者が丹精込めた花が並ぶ「なんしんフラワーフェア」の会場
南信地方の花き生産農家が丹精込めた花が並ぶ「2023なんしんフラワーフェア」が8月31日、富士見町富士見のJA会館ふじみで、2日間の日程で始まった。各地の生産者がカーネーションやダリアなど215点を出品。初日は一般公開に先立ち審査が行われ、最高賞の関東農政局長賞は中村清一郎さん(JA信州諏訪)の輪ギク、続く県知事賞には末広農園(JA上伊那)のアルストロメリアと、藤森英一さん(JA信州諏訪)のトルコギキョウに決まった。
JA信州諏訪、JA上伊那、JAみなみ信州などで構成する同フェア推進協議会が主催。品質向上と生産・消費拡大を目指して飯田市と諏訪地方で交互に開いている。
6月から続く猛暑などの影響で出品数は例年より少なかったが、昨年より4点増加。審査は県の試験研究機関、関東や関西の市場関係者ら14人が、形や開花具合などを評価した。
審査員長を務めた県諏訪農業農村支援センターの松崎良一所長は「暑さで管理が難しかったと思うが、工夫して素晴らしい作品を届けてくれた。南信の花の生産力、技術力を感じた」と話した。
1日は表彰式を行い、午前9時~午後1時に一般公開する。予約販売も受け付ける。