家族で学べる諏訪湖の日 フォーラム概要発表

ポスターやガイドブックを手に「諏訪湖の日」関連企画への参加を呼び掛ける諏訪湖創生ビジョン推進会議の事務局
官民でつくる諏訪湖創生ビジョン推進会議は、10月1日の「諏訪湖の日」に開く「諏訪湖の日フォーラム」の概要と、9~10月に行われる関連プロジェクトを載せたガイドブックを発表した。フォーラムは諏訪市内の会場とライブ配信で行い、次世代の関心を醸成したいとの思いから、家族で諏訪湖を楽しく学べる内容にした。ガイドブックは2万部発行し、諏訪6市町村の小学4年~高校生の児童生徒全員に配る。
諏訪湖に感謝し、恵みを守り生かす日として2019年に制定した。同年はキックオフイベントを催したが、新型コロナの影響で翌年のフォーラムは休止し、21、22年はオンラインで開催していた。
今年は「諏訪湖を楽しく学ぼう!」をテーマに、10月1日午後1時から諏訪市のホテル紅やで開く。23歳の化学者兼発明家で炭素回収技術研究機構の機構長、村木風海さんが基調講演。「きらきら管理栄養士」として活躍する、とぅいんくる星美さんが諏訪湖の話に「食」を絡めたサイエンスショーを繰り広げる。定員300人(無料)で、申し込み受け付けを始めた。
ガイドブックはA4判フルカラー12ページ。湖周サイクリングロードを活用したイベントや湖畔清掃、諏訪湖の日を記念した特別メニューの提供など、地域の企業や団体が制定趣旨に沿って9~10月に行う計36の「諏訪湖の日プロジェクト」を発信。新型コロナの5類移行に伴い、一般参加できる企画が増えた。
17年まで23年連続で冬の諏訪湖に飛来したオオワシ「グル」の物語や、釜口水門にある「舟通し門」などの豆知識も紹介する。今後、市役所や役場でも配布。ホームページには追加の企画を順次掲載する。事務局の県諏訪地域振興局企画振興課は「今年の『諏訪湖の日』は日曜日。子どもや若者、親子。地域や諏訪湖の未来を担う皆さんに多く参加してほしい」としている。