一流のオペラで魅了 駒ケ根高原音楽祭

駒ケ根高原音楽祭10周年記念オペラティックコンサートで歌唱する佐野成宏さん(左)ら=駒ケ根市文化会館大ホール
駒ケ根高原音楽祭10周年記念オペラティックコンサートは3日、駒ケ根市文化会館大ホールで開いた。同市出身のテノール歌手佐野成宏さんが主宰し、市民の芸術文化意識の向上と若手育成を目的に2013年に始めた音楽祭。佐野さんのほか、世界で活躍するオペラ歌手らが出演し、一流の歌声で観客を魅了した。
佐野さんはあいさつで「皆さんの応援のおかげです」と10周年を迎えられたことに感謝。同音楽祭の第1回、第2回に続き9年ぶりに出演したソプラノ歌手の森麻季さん、世界主要歌劇場でオペラの重要な役を演じるバス歌手のカルロ・コロンバーラさん、多くの著名歌手と共演するピアニスト山岸茂人さんと共にステージに立った。
音楽祭は2部構成で、1部はモーツァルト作曲のオペラ「ドン・ジョバンニ」、ドニゼッティ作曲のオペラ「愛の妙薬」からそれぞれアリアと二重唱を披露。ホールに響き渡る美声と息の合った演技で観客を物語に引き込んだ。客席からは大きな拍手と称賛の声が送られた。