転倒リスク「見える化」 伊那市が健康測定会

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身体機能を補助する「パワーアシストスーツ」。健康測定会で着用体験ができる

伊那市は市内在住者を対象に「転倒リスクを見える化する健康測定会」を8日から開く。12月まで全5回を予定で、立位年齢(立った状態のバランス感覚)などを測り、日常の健康維持・管理に役立ててもらう。体に装着して立ち上がりなどの身体機能を補助する「パワーアシストスーツ」の着用体験もあり、スーツを使った運動プログラムへの参加も呼び掛ける。

新産業技術を活用した健康増進実証事業の一環。市は使用者の動作を感知し、必要な力を補助するパワーアシストスーツを市民にも使ってもらい、身体機能の低下予防などを目指す運動プログラムを昨年から展開している。健康測定会を通じて運動プログラムの周知を図る狙いもある。

測定会では、体成分分析により体重や筋肉量、体脂肪率を測って転倒の可能性を確認。骨密度測定も行い、転倒した場合のリスクをチェックする。さらに立位年齢測定は、疑似的な転倒のシチュエーションをつくり、どれだけ体が揺れるかを確認する。測定した年齢が高いほど、バランス感覚が鈍り、転倒の危険性が高まるという。

市企画政策課新産業技術推進係は「新しい技術を使った測定会なので、健康意識を高めたい方にぜひ参加してほしい」と呼び掛けている。

参加無料。各日の開催時間は午前10時~午後4時。測定に必要な時間は30分ほど。会場では、パワーアシストスーツの体験、運動プログラムへの参加申し込みもできる。

予約優先。参加希望者は、同事業を受託するシミックソリューションズ(電話0120・958・706)へ。

日程は次の通り。

▽9月8日=市役所多目的ホール▽10月3日=伊那公民館▽10月31日=市役所多目的ホール▽11月2日=市保健センター▽12月=検討中

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