西原ぶどう園9日今季営業スタート 中川

食べ頃を迎えたブドウが実る園内=中川村の西原ぶどう園
中川村片桐の観光農園「西原ぶどう園」は9日から、今季の営業を開始する。園内には甘みたっぷりの果実が鈴なりに実っており、ブドウ狩り客を受け入れる態勢が整っている。9、10日は豚汁を振る舞う恒例の「ぶどう祭」を行う。営業は10月15日まで。
地元農家11戸でつくる西原ぶどう生産組合が、広さ3.7ヘクタールの農園でさまざまな品種を栽培する。現在味わうことができるのは、大粒で甘みと酸味のバランスが絶妙な藤稔と安芸クイーンなど。濃厚な味わいのピオーネが続き、10月には皮ごと食べられるシャインマスカットが楽しめる。
大場勝之組合長(43)によると、今年は好天に恵まれて食べ頃が例年と比べて1週間ほど早い。雨不足の影響で房が小さい傾向だが「その分甘みが強く、味が乗っている」と来園を呼び掛けている。
営業時間は午前9時~午後4時。ブドウは1キロ当たり1200円(シャインマスカットとナガノパープルは同2000円)で販売する。「ぶどう祭」は新型コロナウイルスの影響で4年ぶり。豚汁を両日とも数量限定で提供する。
問い合わせは、同園(電話0265・96・7501、または同090・5345・2489)へ。