諏訪地方に縁カーリング広めて 茅野で体験会

カーリングを体験する参加者と見守る協会関係者や茅野市職員
茅野市カーリング協会(福田孝秀会長)は6日、陸上カーリング体験会を市役所で開いた。諏訪地方との縁が深い競技であるカーリングを市職員や市内小中学校の関係者を通じて地域に広めようと企画。五輪でも使われている競技用と同じ規格のカーリングストーンの下にローラーを取り付けた独自のストーンを使い、ハウスと呼ばれる円の内側を狙ってコントロールする楽しさを伝えた。
同協会によると、日本初のカーリングは下諏訪町の秋宮リンクで行われ、戦後初の本格的な大会は1981(昭和56)年に茅野市の蓼科湖で行われた第1回蓼科カーリングトーナメントだったとされている。冬季五輪で注目される同競技の国内での歴史は諏訪地方との関わりが深い。
ストーンは直径約30センチ、重さは約20キロ。体験会では4個使い、5メートル先のハウスを狙っていた。ストーン同士がぶつかると”スコーン”という音が会場に響き、ハウス内に止まると、真剣な表情だった体験者も見学者も破顔一笑。
宮川小教諭の滝澤岬希さん(26)は「いろんな戦略があり、自然にコミュニケーションが生まれる。思考力も高められる。高学年にはいい体験になるかも」。福田会長は「地域にとってもっと身近なスポーツになってほしい」と話していた。