伊那東小合唱団 Nコン関東甲信越大会出場へ

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NHK全国学校音楽コンクール関東甲信越ブロックに県代表として出場する伊那東小学校合唱団

伊那市伊那東小学校の合唱団が、10日にさいたま市で開かれる第90回NHK全国学校音楽コンクール関東甲信越ブロックの小学校の部に出場する。同部門への県内出場校は3校のみで、南信地方では唯一。児童たちは初の大舞台を直前に控え、熱のこもった練習を繰り広げている。

4~6年の児童41人が所属する。同コンクでは地区予選に続いて県大会でも金賞を受け、県代表として関東甲信越ブロックへの出場権を得た。

歌うのはともに同声二部合唱の課題曲「緑の虎」と自由曲「ポプラの木にかこまれた村で」。聴いている人がストーリーを映像のように思い描けるように歌おうと曲と向き合ってきた。物語をイメージして児童が絵を描き、意見を出し合って共有。合唱の練習を重ねてきた。

「先生の指示通りにするのではなく、子どもたちと一緒に音楽をつくり上げたい」と顧問の塩澤詩乃教諭(40)。「子どもたちだけでどんどん意見を出し合い、こう歌いたいと形作ってきた。歌うことを心から楽しんでいる。素晴らしい子どもたちに出会えた」と話す。

関東甲信越の大会を前に7日朝も、校内に美しい歌声が響いていた。曲の場面場面に合った表情や声質をそろえることを意識して練習。初めての県大会金賞に涙が出たと振り返る団長の上杉ナミエさんは「笑顔で歌って全国大会を目指したい」。副団長のモレノ美幸さんは「後悔のないように今までやってきたことを出したい」と意気込んでいる。

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