加島祥造さん一周忌展 駒ケ根市立博物館

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加島祥造さんを追悼する文人画展=駒ケ根市立博物館

加島祥造さんを追悼する文人画展=駒ケ根市立博物館

古代中国の思想家老子の研究者で、昨年12月に92歳で亡くなった加島祥造さんが駒ケ根市内に転居後に創作した文人画を集めた展示会が、同市上穂栄町の市立博物館で開かれている。一周忌に合わせ市立図書館が企画した。墨彩画に自作の詩や老子の言葉を画賛にした文人画約30点を展示。伊那谷を愛し、自由を求めた加島さんの深い思想があふれている。25日まで。

東京都出身の加島さんは1990年に同市中沢に転居後、老子の研究や文人画の制作にのめり込んだ。難解な老子道徳経を現代語訳で表現した多く著書を出版し、2007年の詩集「求めない」はベストセラーになった。
作品は雄大な山々や植物の実りを描き、「心の滋養」や「求めない―するとそこに自由がある」などの詩を添えた。山河の風景に、身近な自然への気付きを詩にしたため伊那谷の魅力を表現した作品が多い。
加島さんと親交が厚かった同図書館の小川清美館長は「文人画は詩を読み解くことで作品の深みが増す。文人画を前にすると、作品について語る加島さんの姿が浮かぶ」と話している。
入館無料。開館時間は午前9時~午後5時。月曜休館。問い合わせは市立図書館(電話0265・83・1134)へ。

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