県が「おためし立地チャレンジナガノ」企業募集
県は地域課題の解決に取り組む市町村と企業のマッチングを支援する事業「おためし立地チャレンジナガノ」を今年度も実施し、県内8市町村のパートナーとなる企業を募集する。上伊那地域の市町村では伊那市、駒ケ根市、辰野町が参加する。
誘致した企業が地域課題の解決を図るサービスの開発や実証プロジェクトの構築に取り組むことで県内での新産業の創出、雇用の増加などにもつなげて新しい企業立地促進のモデルを目指す事業。今年度で3年目。これまで2年間に累計で18市町村が参加して111件の応募があり、5件が事業化した。
県が打ち合わせの段階から伴走支援する「重点推進枠」と、市町村が主体的に実施し県が必要に応じてサポートする「パートナー枠」の種別がある。県の県産業投資応援助成金、本社等移転促進助成金などの各種優遇施策も活用できる。
伊那市はテーマを「地元人財のはたらく機会創出とICT産業の活性化」として、フルタイムで働きづらい主婦層の働く機会の増加や地元出身学生の就職者の増加、ICT人材の掘り起こしなどの課題に取り組む。
駒ケ根市は「駒ケ根市の魅力発信による地域の活性化」のテーマで、市の認知度向上、悪天候時や冬期間の観光、移住定住の促進などの課題を挙げている。
辰野町は「たつのワークトリップの進化による持続可能な地域づくり」として、たつのワークトリップでの豊富な体験コンテンツやアクティビティの開発、提供にチャレンジする。
伊那市と駒ケ根市は重点推進枠、辰野町はパートナー枠。21、22日に市町村のテーマ説明会をオンラインで行い、10月25日締め切りで募集する。詳細は専用ホームページ(https://challenge-nagano.com/)に掲載している。