”渡りチョウ”アサギマダラ 今年も宮田に

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宮田村新田のアサギマダラの里に南下途中で飛来し吸蜜植物のフジバカマの蜜を吸うアサギマダラ=13日午前11時ごろ

宮田村新田のアサギマダラの里に、南下するアサギマダラの飛来が今年も始まった。6日に1匹が確認された後、日ごとに数を増やし12日には70匹前後が目視された。17日には同里を会場に各種の講座を開く「アサギマダラフェスティバル」を開催。”渡りチョウ”として愛好者も多いアサギマダラとの触れ合いもこれから本格化する。

同里は村の新たな観光資源と、チョウをはじめ多くの生物の生態を実際に見られる子どもたちにとっての情操教育の場として2014年に整備。広さ約47アールの敷地内には吸蜜植物のフジバカマ約4000株を植え付け、村と村が公募した「里親」で管理している。

村産業振興推進室チーフマネジャーで同里を管理する平沢正典さんによると、今年の初飛来は「いつも以上に暑い日が多く」昨年より5日程度遅め。1日数匹ずつ増えてはいるが「暑さを避け、隣接する森に逃げ込んでいる。午後2時すぎあたりから姿が見られる」とし「涼しくなるにつれ、これから数も増えるのでは」と見込んでいる。

村は飛来のピークに合わせ17日午前9時30分から、アサギマダラフェスティバルを同里で開く。里山の植物やアサギマダラの写真講習、マーキング講座など多彩な催しを展開。村内で発見されたばかりの絶滅危惧種「ミヤマシジミ」の観察会も並行して行う。いずれも参加無料。

問い合わせは村産業振興推進室(電話0265・85・5864)へ。

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