県内インフルエンザ流行期に 過去10年で最速
県は13日、インフルエンザが流行期に入ったと発表した。第36週(4~27日)の県内の患者数は定点当たり2・27人となり、2週連続で流行の目安となる1・0人を上回った。昨季は第52週(12月26日~1月1日)に流行期となっており、過去10年間で最も早い流行期入りとなった。県は手洗いや手指消毒、せきやくしゃみがある場合のマスクの着用、ワクチン接種の検討などの感染対策を呼び掛けている。
県感染症対策課によると、インフルエンザは昨年末に流行期入りしてから収束せず、全国的な流行が続いているという。コロナ禍最盛期の2020~22年にかけて流行しなかったことから、「集団免疫や個人免疫の低下などが要因として考えられる」としている。
第36週の感染症情報によると、長野市や松本地域、上田地域で患者が多い。諏訪地域では6人、上伊那地域では9人の感染が確認されている。