田村さんのライスビール WBAで部門最高位

LINEで送る
Pocket

世界的なビール品評会「WBA」でライスビール部門最高位を獲得した田村さん

下諏訪町の田村治男さん(37)=同町東町上=が「ムギクラブルーイング」のブランド名で製造しているクラフトビールの一つ「白椿」が、英国で開催された世界的なビール品評会「ワールド・ビア・アワード(WBA)2023」で、米を使用したライスビール部門の最高位に輝いた。昨年4月に同町萩倉でクラフトビールの醸造を始め、初出品での受賞。田村さんは「世界一を取ったことで下諏訪が盛り上がっていけば」と今後に意欲を見せている。

WBAは英国の出版社が主催し、毎年開催。今回は55カ国から約3300銘柄が集まったという。日本からは103銘柄がエントリーし、最終ラウンドに残ったのは5銘柄。「白椿」は「ワールドベスト・ライスビール」部門で最高位となった。

「白椿」は4月に仕込みをスタートし、6月上旬の発売とほぼ同時にWBAに出品した。県産の酒米「山田錦」を用いて、日本酒造りをしていた経験を生かして米の下処理にはこだわった。

「米を使った軽やかさと、白ブドウのような香りがうまくマッチした」と田村さん。同町萩倉の軟水がビール造りの決め手とし、「今後は地元の果樹とのコラボや諏訪でのビアフェスなどを企画し、もっと地元の人にムギクラブルーイングを知ってもらいたい」と語った。

1瓶330ミリリットル。価格は572円(税込み)。諏訪地方の酒店で購入できる。

おすすめ情報

PAGE TOP