岡谷せせらぎ会 来月1日コンサート

10月1日に開く第68回コンサートに向けて練習に励む「岡谷せせらぎ会」のメンバー
混声合唱団「岡谷せせらぎ会」の第68回コンサートは10月1日午後2時から、岡谷市のカノラホールで開く。新型コロナウイルス感染症の影響で中止が続き、昨年は無観客でのインターネットライブ配信で開催。団員は4年ぶりに観客を前に合唱を届けることの喜びを胸に、幅広い世代に楽しんでもらえるコンサートに向けて練習に励んでいる。
同会は現会長の高木昭好さんの呼び掛けで1954年に発足。以来、年1回のコンサートを重ね、来年は創立70周年記念コンサートを予定。同市の諏訪湖ハイツを練習拠点に、諏訪地方をはじめ伊那市や県外を含む10~70代の団員約40人が所属する。
コンサートは3部構成。第1ステージの「谷川俊太郎の世界」では、詩人・谷川俊太郎の「生きる」「春に」「信じる」などの詩の世界をメロディーに乗せて表現する。第2ステージ「合唱でオペラ・アリア」では広く親しまれたオペラを”オペラの抜粋集”として選曲し、「カルメン」「トゥーランドット」など7曲を合唱曲で届ける。
第3ステージの「せせらぎ歌謡祭」では若い人に昭和レトロの時代を感じてほしい-と昭和歌謡の名曲を集めた。
幹事長の橋爪勉さん(60)=南箕輪村=は「歌い手と観客のコミュニケーションを大切にし、普通の生活に戻った喜びを表現したい」と話している。
チケットは一般1000円、学生500円で、カノラホール窓口へ。問い合わせは同団の香坂さん(電話090・3198・1201)へ。