諏訪圏フォーラム18日 上諏訪駅周辺
諏訪市のJR上諏訪駅周辺で18日、諏訪圏青年会議所(JC)の「諏訪圏フォーラム」が開かれる。「夜回り先生」で知られる水谷修さんの基調講演や地域福祉に関するパネルディスカッション、音楽ライブ、食や体験の交流ブースなどのイベントを繰り広げる。末広通りを歩行者天国にする諏訪市の社会実験「上諏訪エリアチャレンジ」もあり、「人と人、人と場所がつながり、歩きたくなる居場所づくり」を盛大に行う。
開会式は午前9時30分から駅前交流テラスすわっチャオで行う。諏訪圏フォーラムは「つなげていこう~笑顔があふれるまち、諏訪圏を目指して」がテーマ。午前10時から午後4時まで、すわっチャオと柳並公園、末広・小和田で各種イベントを展開する。
すわっチャオでは午前10時からJCの活動発表がある。水谷さんの基調講演「人間教育から作る人と人とのつながり」は午後0時30分から。続いて、誰もが暮らしやすい環境づくりに向けたパネルディスカッションを行い、地域福祉に関わる地域住民らが意見を交わす。
柳並公園では午前10時30分から、市が3月に策定した「上諏訪駅周辺まちなか未来ビジョン」の発表や、ヒーローショー、高校生バンドのライブが行われる。諏訪出身バンド「あるくとーーふ」のステージは午後2時50分ごろ。末広・小和田では商店街での食べ歩き、キッチンカー、子ども食堂、上諏訪小児童の発表、子ども遊びブースやフラワーアート、絵本の読み聞かせなどを行う。オリジナルグッズが先着500人に当たるスタンプラリーもある。
上諏訪エリアチャレンジは、末広・小和田会場内にある末広通り約140メートルを歩行者天国にして実施される。同地区は未来ビジョンで「歩いて楽しく居心地のいい居場所(ウオーカブルゾーン)」とされている。当日は道路空間を食べ物やアート、子どもの遊び場、くつろぎの空間にすることで、どのような変化が起きるかを確認する。
13日夜、諏訪市の諏訪商工会館で会合があり、参加団体の関係者約40人が当日の流れを確認した。JCの佐藤一樹副理事長は「皆さんが笑顔で参加してよかったと思えるような、つながりができる一日にしたい」と語り、協力を呼び掛けた。