「赤そばの里」花の季節 箕輪でセレモニー

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セレモニーで、赤そば畑をバックに演奏するアルプホルン奏者ら

「赤そばの里」として知られる箕輪町上古田の赤そば畑(広さ約4.2ヘクタール)で16日、花のシーズン到来を告げるセレモニーが開かれた。ピンク色に染まりつつある畑一帯に、アルプホルンの音が響きわたり開幕を祝福。「現在は2分咲き」ながらも大勢の観光客がさっそく来場、盛んにシャッターを切っていた。

畑を管理するのは、住民有志グループ「古田の里赤そばの会」。農地の荒廃化を防ぐため、濃いピンク色の花をつける「高嶺ルビー」の栽培を約20年前に開始。年々認知度が向上し、今では町を代表する観光地へと成長した。

今年は記録的な猛暑や水不足が影響してか、一部の畑では発芽せず種のまき直しを余儀なくされたという。花の色は寒暖差によって赤みを増すといい、メンバーらは今後の冷え込みに期待。最盛期は9月末ごろと見込む。10月8日までのシーズン中、現地に農産物直売所やそば処を開設して、観光客を迎える。

セレモニーでは、白鳥政徳町長や押野光会長らがテープカットを行い、アルプホルンの演奏もあった。押野会長(72)は「花を咲かせるまでが大変だった。今後、色映えは良くなるので、眺めを楽しんでほしい」と話した。

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