力強く個性豊かな作品 信州書道展きょうまで

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伸び伸びとした筆遣いと個性が目を引く信州書道展=諏訪市文化センターホワイエ

第49回信州書道展(長野日報社主催、南日書道協会など後援)が16日、諏訪市文化センターホワイエで開幕した。出品作品全1057点を展示し、家族連れや書道愛好者ら観覧客でにぎわっている。17日まで。

本格的な展示は4年ぶり。小中学生、高校、一般、会員の各部門の力作が並ぶ。伸びやかな筆遣い、力強い線、墨の繊細なかすれなどに作者の労と工夫がにじみ、観覧客をうならせている。子どもや孫、友人の作品を見つけて記念にカメラを向ける姿もあった。

自身も出品した諏訪清陵高校付属中学校1年の生徒(13)は「文字の大きさや線の太さを考えながら何枚も取り組んだ。皆の作品を見て、半紙より大きな作品も書いてみたくなった」と意欲を新たにしていた。

南日書道協会の藤沢舟芳理事長は「レベルが年々向上して力強く、個性豊かな作品が数多く見受けられる。字句も一様にならず、それぞれの思いで精いっぱい書かれていて見応えも十分」と話し、同展を弾みに「来年の50回記念展に向けて今から練習に励んでもらえたら」としている。

17日は午前9時開場、午後3時まで。表彰式を午後1時から行う。入場無料。

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