未来の栄養士と交流 諏訪でヘルスメイト講座

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若い世代に勧めたい料理を一緒に作る食生活改善推進員(受講生)と栄養士を目指す学生たち

諏訪地方6市町村で活動している食生活改善推進員の研修会「いきいきヘルスメイト講座」(県諏訪保健福祉事務所主催)で15日、受講する推進員10人と栄養士を目指す県内の学生6人が諏訪市の県諏訪合同庁舎で交流した。若者に対する食育活動について意見を交わし、調理実習では若い世代や一人暮らしの学生らに勧めたい簡単で栄養たっぷりの料理を一緒に作った。

松本大学から4人、長野県立大学から2人が訪れた。いずれも管理栄養士を目指す女子学生で、健康づくり県民運動「信州ACE(エース)プロジェクト」に沿って自ら考案したレシピを一人ひとりが発表した。

諏訪特産のみそや寒天、信州産キノコをふんだんに使った献立や、野菜やカルシウムたっぷりで塩分控えめのメニューなどを紹介。彩りにもこだわっており、講座受講者の1人、守屋なつ子さん=茅野市=は「考えられた献立ばかり」と感心し、「若い皆さんの献立やアイデアを家庭でも地域でも取り入れたい」と意欲を見せた。

調理実習のレシピは、県栄養士会諏岡支部の今井郁乃さん=岡谷市=が担当。若い世代に向け、作り置きができる肉みその作り方と、「豚ひき肉丼温玉乗せ」などの肉みそを使ったアレンジレシピを伝授した。推進員と学生が一緒になるよう班分けし、調理して試食した。松本大健康栄養学科4年の藤森由瑞さん(22)=諏訪市=は「皆さんと交流し、諏訪の料理、味を知る機会にもなった」と喜んでいた。

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