伝統の獅子練り披露 大御食神社例大祭宵祭り

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エーデル駒ケ根前では利用者が見学する前で獅子練りが披露された

駒ケ根市市場割の大御食神社は17日、例大祭宵祭りを行った。市内5地域が持ち回りで年番を務めて開催する祭り。今年は上赤須区が担当し、総勢約300人の区民が色とりどりの衣装に身を包み、市無形民俗文化財指定の「獅子練り」を巡行。地域の豊作と平安、繁栄を願った。

獅子練りは田畑を荒らす獅子に酒を飲ませて神社に誘って成敗した―とする故事に由来し、祭典の中心的な神賑行事とされる。上赤須区はコロナ禍前に年番で行っており、今回が5年ぶり。

いきいき交流センター前で行った出発式に続いてスタートした。同区内の住宅団地赤須ケ丘タウンや高齢者福祉施設エーデル駒ケ根、同区の公民館自彊館など拠点ごとにお練りを披露。最後に大御食神社に練り込んだ。

エーデル駒ケ根前では、施設利用者ら数十人も見学。子どもから大人までの踊り手たちが、さまざまな衣装でお練りを披露すると、盛んな拍手を送っていた。

上赤須祭典委員会の佐藤昌利委員長は「新型コロナ感染拡大に伴い、住民相互の交流が途切れがちになった。祭りをきっかけに交流も深まり地域に活気が出るとともに、子どもたちにはこの伝統行事を引き継ぐことができれば」と話していた。

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