里山の植物講座人気 アサギマダラフェス

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アサギマダラフェスティバルで人気を博した里山の植物講座

宮田村は、2023年度アサギマダラフェスティバルを17日、同村新田のアサギマダラの里で開いた。主役のアサギマダラは連日の猛暑により隣接する森に入ったままあまり姿を見せなかったものの、多くの家族連れが県内外から訪れ、植物講座や写真撮影講座など、この地ならではのイベントを楽しんだ。

村の新たな観光拠点と子どもたちの情操教育の場として整備されて以降、改めてアサギマダラと触れ合う場としてフェスティバルを毎年この時期に開催し、8回目。例年は数百の単位でアサギマダラが飛来しているが、今回は連日の猛暑により同日の飛来は一桁台にとどまった。

会場には午前9時30分の開場前から村内のほか、県内や東京、茨城、岐阜などの遠方からも家族連れが来訪。アサギマダラが姿を現さないため座学のみとなった撮影講座や周辺の草花について学ぶ里山の植物講座、村内で最近発見された絶滅危惧種のチョウ「ミヤマシジミ」の観察会など、同村ならではの催しを満喫した。

岐阜県から家族3人で訪れた会社員の堀田孟宏さん(42)は「長男がチョウが好きで、初めて参加した」という。暑さに驚きながらも「トンボやアゲハチョウも豊富で楽しめた」と笑顔を見せていた。

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