豆力士の取組白熱 十五夜祭奉納相撲

奉納相撲大会に出場し、元気いっぱいの取組で境内を沸かせる園児たち
諏訪市の諏訪大社上社本宮で17日、地元の神宮寺区が受け継ぐ十五夜祭奉納相撲=県無形民俗文化財=の奉納相撲大会が開かれた。境内に設けた四本柱土俵で、区内の子どもから大人までが白熱した取組を繰り広げ、詰め掛けた家族や区民を沸かせた。
子ども相撲には今月初めから稽古を続けてきた園児5人と小学生21人が出場した。園児、低学年、高学年の部に分かれ、「頑張れー」「押し切れ」などの声援を受けながら力のこもった一番を披露。敬老席のお年寄りたちも、豆力士による元気いっぱいの取組に顔をほころばせた。
青年力士は15日に本宮斎庭(ゆにわ)で奉納した勇壮な相撲踊りを四本柱土俵で行った。取組後は、これまでの前夜祭に代わる「秋まつり」を区公民館で行い、飲食の屋台やキッチンカーを巡りながら、踊りや防災漫才、バンド演奏などのステージ発表を楽しんだ。