タイム縮める走り方 長野日報ラン教室

上原さん(右)とともにランメニューに取り組む参加者たち
長野日報社は18日、アルペン諏訪インター店(茅野市)と連携したランニング教室を諏訪市の諏訪湖ヨットハーバーグラウンドで開いた。同店ランニング担当で陸上長距離選手の上原雄大さん(25)が講師を担当。17~79歳の男女22人が参加し、体の可動域を広げるトレーニング方法やタイムを縮める走り方などを学んだ。
10月22日に開く第35回諏訪湖マラソンの1カ月前企画として初めて開催。初級~中級者向けの練習メニューを組んだ。箕輪町出身の上原さんは上伊那農業高校在学時に5000メートルでインターハイに出場するなど実績豊富で、社会人ランナーとしても県縦断駅伝などで活躍。脳科学にも精通しており、理論も交えながら指導に当たった。
参加者は準備運動で体をほぐした後、骨盤や肩回りの可動域を広げるトレーニングや腕振りなどに挑戦。上原さんは「骨盤回りの可動域が広がれば走り方も変わり、地面からの反発を無駄なく利用できるようになる」などとアドバイスした。その後はジョグやインターバル走など実際のランメニューにも取り組み、約2時間の練習に汗を流した。
昨年の諏訪湖マラソンに初参加し、今年も出場予定という茅野美和子さん(53)=諏訪市大和=は「正直、走るのが嫌になることがあり刺激が欲しくて(教室に)参加した。準備運動から楽しむことができ、参加者の皆さんとの交流も刺激になって走ることへの意欲が湧いてきた」と笑顔で話していた。