焼き物流通学ぶ旅 下諏訪町観光振興局ツアー

下諏訪にたどりついた焼き物の流通を学ぶ新規ツアーへの参加を呼び掛ける振興局担当者
下諏訪町観光振興局は2泊3日の新規ツアー「日本六古窯『瀬戸焼』『常滑焼』と『美濃焼』 三つの焼き物産地めぐり」の参加者を募っている。同町の諏訪湖博物館・赤彦記念館で開催中の企画展「しもすわ鎌倉物語」(11月19日まで)で、焼き物の出土品を多数展示したことをきっかけに、焼き物の流通を学ぶ旅として初企画。三つの焼き物がどのようにして下諏訪の地にたどりついたのか、中世、近世、近代の流通に焦点を当てた。
出発は9月28日。初日は諏訪湖博物館で企画展「しもすわ鎌倉物語」を博物館長の解説で見学し、諏訪大社下社秋宮へ。下諏訪宿の本陣岩波家も訪ね、江戸時代に使用された器の見学とおもてなしを体験する。下諏訪温泉・ぎん月に宿泊。2日目は多治見市美濃焼ミュージアムや瀬戸蔵ミュージアム(愛知県瀬戸市)へ。ガイド付きの館内見学のほか、人間国宝の器でのお茶体験や買い物も楽しむ。宿泊は名古屋市。
3日目はとこなめ陶の森資料館(愛知県常滑市)、常滑やきもの散歩道、瀬戸民藝館(瀬戸市)を巡る。常滑焼の器で旬の地魚を使ったランチも堪能する。
3日間で五つの資料館を見学し、各館ガイドから焼き物の”流通”に注目した解説を受ける。中世、近世、近代と時代ごとにどのような流通手段で下諏訪に器が運ばれてきたのかに理解を深める。料金は1人5万9000円から。
振興局担当者は「ただの焼き物巡りではなく、歴史に一歩踏み込んだ旅を楽しんでほしい」と呼び掛けている。
問い合わせは同振興局(電話0266・27・1800)へ。