遅咲きヒマワリ見頃 茅野の牧草地を畑に

見頃を迎え始めた遅咲きのヒマワリ畑。迷路も楽しめる=茅野市玉川
原村の八ケ岳中央農業実践大学校と連携する企業「ちとせアグリベース」(同村)は、茅野市玉川の牧草地を新たにヒマワリ畑に整備した。遅咲きの背丈の高いヒマワリで、見頃は10月上旬ごろまで続きそう。畑の中には迷路も作られていて、親子連れらの来場を呼び掛けている。
連携は財政難の同校を立て直そうと昨年4月から始め、旧同校直売所のリニューアルなどに取り組んでいる。地元住民や観光客らが楽しめる農業体験などさまざまな新事業を始めており、ヒマワリ畑も農業に関心を持ってもらう機会になれば-と整備した。
もともと飼料用の牧草を育てていた畑約1ヘクタールに7月下旬に種を植えた。ここ数日で開花し、現在は約4割が咲いている。あと1週間ほどでピークを迎えそうという。
背丈は3メートル弱。大人の身長よりも高く、畑の中では全長100メートルの迷路を楽しめる。ゴールすると、アグリベース産の朝採れのスイカなどの野菜を持って帰れる。
担当の國松源史さん(22)は「まだ手探り状態だが、多くの人に寄ってもらいたい。来年はさらに広げて、アクティビティーも充実させていけたら」と話している。
迷路は1人500円。無人のため、料金箱に支払う。問い合わせはちとせアグリベース(電話070・1496・0541)へ。