「みなこいワールドフェスタ」 来月6日開幕

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第30回みなこいワールドフェスタをPRする関係者

国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊訓練所がある駒ケ根市を中心に上伊那南部4市町村で繰り広げる国際交流イベント「第30回みなこいワールドフェスタ」は10月6日に開幕する。同月29日までの日程で、異国の音楽や祭り、料理などに触れる体験企画を通じて国際理解を深める。最終日恒例の「こまがね国際広場」は、4年ぶりに同市の広小路商店街を歩行者天国にして行う。

今年は「きく!あじわう!まとう!異文化」をテーマに開き、若者や子どもがJICAや青年海外協力協会(JOCA、本部・同市)、帰国隊員、地域の大人と交流し、体験する機会をつくる。期間中の金土日祝日に各催しを行う。実行委員会主催。

フェスタ初日は、中川村の中川ショッピングセンターチャオで、協力隊の活動を紹介するパネル展が始まる。展示最終日の14日には缶バッジ制作や途上国について学ぶゲームを行う。9日は同市の駒ケ根総合文化センター小ホールで、小中学生向けにアフリカンドラムの体験レッスンを開催。元隊員のトークもある。

15日は飯島町の与田切公園で、故人に思いを寄せるエクアドルの「死者の日」に現地の人が食べる人型パンなどを作る体験を実施。22日は同市の泰成スポーツフロアで、ブルキナファソ出身のミュージシャンらが本場のアフリカ音楽を聞かせる「アフリカン・ミュージック・ライブ」を開く。27日には宮田村の村人テラスで、ペルーの「ビールの日」を再現する「世界のビールを味わおう」を行う。

29日の国際広場は広小路商店街と銀座通り、JR駒ケ根駅前で展開。全17ブースが出店し、協力隊派遣国の紹介パネル展示や語学レッスン、雑貨や料理、菓子の販売のブースが並ぶ。地元中高生が、メキシコの「死者の日」に飾る祭壇や室内装飾を、こまがね市民活動支援センターぱとなに再現。民俗衣装着用の公募モデルが練り歩く「HAPPYみなこいパレード」は午前11時に始まり、フェスタ最終日を華やかに盛り上げる。

2019年以来となる通常規模の開催。伊藤祐三市長は22日の定例記者会見で「多くの人に参加してもらいたい」と来場を呼び掛けた。

各企画の参加申し込みやパレードモデルの応募などはフェスタの公式ホームページから。問い合わせは実行委事務局の市企画振興課(電話0265・83・2111)へ。

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