きょう秋分 ススキ揺れる霧ケ峰高原

霧鐘塔を背に、白い綿毛が広がる霧ケ峰高原のススキ
23日は二十四節気の一つで、昼と夜がほぼ同じ長さになる頃とされる「秋分」。22日の諏訪地方は湿った空気の影響で曇り空が広がり、日中の最高気温は諏訪で24・5度と9月中旬並みに。諏訪市郊外の霧ケ峰高原では、ススキの穂が開いて綿毛を付け、秋風に揺れていた。
およそ標高1600メートルの草原一帯が白く染まり、訪れた観光客を迎えている。霧ケ峰自然保護センターによると、今夏は暑い日が続き、例年よりも草丈が低め。10月中旬まで見頃が続くという。
霧鐘塔付近では一時晴れ間から陽光が差し込み、綿毛が輝いた。名古屋市からツアーで訪れた主婦の笹田和子さん(80)は「爽やかな風が心地いい。トンボも飛び交い、秋を感じられる」と話した。
長野地方気象台によると、23日の諏訪の予想最高気温は25度。おおむね曇りになる見込み。