秋の彼岸市にぎわう 伊那の常光寺

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野菜の販売などさまざまなブースが登場した彼岸市=伊那市の常光寺

伊那市手良野口の常光寺は24日、「秋の彼岸市」を同寺で開いた。仏教行事の秋の彼岸に合わせ、寺を身近にしてもらおうと企画。ワークショップや菓子の販売など多種多様な出店があり、子どもも大人も訪れてにぎわっていた。

同寺の副住職・石原顕成さん(33)夫妻が企画。昨年の秋彼岸から始め、3回目になる。出店者はインターネット交流サイト(SNS)を通じてつながった、主に南信のクラフト作家や個人事業主らで、16店舗が集まった。

寺の建物の内外にモザイクタイル、手作りの菓子やソーセージ、リラクゼーション、野菜の販売などのブースが展開。来場者は出店者と会話を楽しんだり、手作業に集中したりと自由に過ごしていた。

2歳の娘と訪れた手良の30代女性は「お寺の中まで入れる機会は少ないので、貴重な経験。お寺でこうしたイベントを開いてもらい、地域でにぎやかな取り組みがあるのはうれしい」と喜んでいた。

石原副住職は「多くの来場者があり大変うれしく思う。できる限り続けていきたい。出店者の方々とのつながりや縁が広がってほしい」と期待していた。

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