秋晴れ、3624人力走 駒ケ根ハーフマラソン

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駒ケ根市の中心市街地をスタートするハーフマラソンのランナー

駒ケ根市の第10回信州駒ケ根ハーフマラソン(市、市教育委員会など主催、長野日報社など後援)は24日、同市の中心市街地を発着点に開かれた。ハーフマラソン(21.0975キロ)、5キロ、3キロの3種目に合わせて3624人が出場。秋晴れの青空の下、二つのアルプスの景観が楽しめるコースで健脚を競った。

コロナ禍の開催見送りを経て昨年復活した大会。エントリー総数は4117人で過去2番目の多さ。メインのハーフは過去最多のエントリーがあり、大会長の伊藤祐三市長は開会式で「駒ケ根の自然と市民のホスピタリティーが評価された」と喜びを語った。

ハーフは2563人(男子2042、女子521)が完走した。男子総合は、高梨良介選手(27)=駒ケ根市=が1時間9分38秒で2019年の前々回、22年の前回に続き3連覇。女子総合は、駒ケ根市出身の室伏ほのか選手(29)=静岡県=が1時間22分36秒で初優勝した。

同大会はコース沿道の応援や給水などのボランティアとして多くの市民に支えられている。新型コロナの5類移行後初めて開いた今大会。発着点の交差点付近には多くの観客が集まり、旗や横断幕を掲げ、沿道から大きな声援を送り、チアリーディングや和太鼓演奏などで応援。ゴールした選手に「お疲れさま」と声を掛け、ねぎらった。

大会は今回、10回の節目を迎えた。伊藤市長は「皆さんの支持と市民や関係者のボランティア精神」のおかげで大会を続けてこられたと感謝した。平昌冬季五輪スピードスケート女子500メートル金メダリストの小平奈緒さんらをゲストに迎え、仮装表彰を新設するなど記念大会を盛り上げる特別企画も用意。アニメキャラクターなどに扮(ふん)して走る仮装ランナーの姿も目立ち、沿道の市民を楽しませた。

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