西村豊さんリス家族の写真絵本 第2弾は”冒険”物語

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富士見町の自然写真家、西村豊さん(66)が、リスの親子の暮らしぶりを写真で紹介する写真絵本「よつごのこりすシリーズ」の第2弾「ふうちゃんのぼうけん」を出版した。子リスの表情や仕草から、悲しみや心配といった感情が伝わってくる「貴重な一枚」も収録。小学校中学年向けの絵本で、「『かわいい』だけで終わらずに、生存競争がある中で、感情を持ちながら生きていることが伝われば」と願っている。

撮影地は八ケ岳の山麓。2013年春に、生後間もない四つ子のリスらの姿を約3カ月追い続けてとらえた膨大な写真から、約50枚を厳選した。主人公は、おとなしい雌リス「ふうちゃん」。「初めて独りで外出し、冒険する」ストーリー。カエルに驚いて飛び跳ねたり、クルミの花を懸命に食べようとしたり、木の枝の上で眠ってしまったりする様子を写真でとらえた。

「物語が誕生したのは、このワンカットが撮れたおかげ」というのが、見つけたクルミを兄弟の「はるくん」に横取りされるシーン。目をつむってうなだれているような「ふうちゃん」と、心配し顔をのぞきこむようにしている「はるくん」の姿を切り取った。「悲しんでいる様子など、人間と同じような感情が見え隠れしている。一生に一度撮れるかどうか」と笑顔を浮かべる。

アリス館発行。40ページ。サイズはA4変形。1400円(税別)。全国の書店で取り扱っている。シリーズ第1弾「はるくんのおすもう」は2015年度の読書感想画中央コンクール小学校低学年の部の指定図書に選ばれた。

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