活動へのヒント見つける 諏訪市P連懇談会

カフェのような気軽な雰囲気で意見を出し合う参加者たち
諏訪市PTA連合会(柳澤修会長)は24日、初の試みとしてグループ懇談会「ここがヘンだよ!PTA」を市文化センターで開いた。市内10小中学校のPTA役員や会員ら約30人が参加。活動していて良かったと感じる点や改善が必要と思う部分、日頃の悩みなどを肩肘張らずに語り合い、今後の活動へのヒントを見つける機会にした。
四つのテーブルに分かれて自由に対話する方式。意見を否定しないことをルールの一つとし、飲み物や菓子を楽しみながらテーマに沿って語り合った。
「ここが変」として多く挙げられたのが、会議の多さと役員の負担の大きさ。参加者の1人は「役員の負担軽減や子どもたちのために、少しずつでも協力し合っていきたい思いがあるが、活動への理解がなかなか進まない」と悩みを打ち明けた。コロナ禍で導入したオンライン会議は「継続していっていい」との意見も出された。
活動していて良かったと思える点では、「親も子もたくさん交流できた」「学校の様子や学校生活がよく分かるようになった」など、「つながり」が生まれていることが多く挙がった。柳澤会長は「きょうの懇談会で『共感』を持ち帰ってくれたら大成功だと思っている。前例にとらわれず改善すべき点は改善し、これから役員になる人たちがやりやすい環境づくりにもつながれば」と話した。
今回の試みや出された意見は市教育委員会や諏訪地区P連にも報告したいという。