ボタニカルアート 河合誠さんが作品展

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河合さんが口に筆をくわえて描いた作品が並ぶ=諏訪市役所ロビー

河合さんが口に筆をくわえて描いた作品が並ぶ=諏訪市役所ロビー

体が不自由なものの、ボタニカルアート(植物画)の制作に積極的に取り組む河合誠さん(58)の作品展が諏訪市役所ロビーで16日、開かれている。ち密に描いたクリスマスローズやダリアなど15点を展示。来庁者は細かな筆づかいに感心している。22日まで。

描かれているのは草花のほか、子犬や、ユズ、リンゴなど。ここ10年間で制作、これまでの個展では展示されなかった作品という。筆2本を口にくわえ、絵の具を付けた筆で色付けし、もう一方の水だけの筆で濃淡を出している。

河合さんは高校2年のとき交通事故で頚髄(けいずい)損傷に。首から下の体はほとんど動かせない。現在、同市郊外の障害者支援施設・霧ケ峰療護園で生活。座位になり何十秒間集中したあと、また横になる―を繰り返し、今は1作品仕上げるのに1カ月以上かかるという。

精密な絵が好きだったという河合さんがボタニカルアートを本格的に始めたのは1993年ごろ。その後、同市内で開いた初の個展は反響を呼び、鑑賞した人から「勇気付けられた」と感謝の手紙も届いた。

河合さんは「筆をくわえられる限りは、時間がかかっても描き続けていく」と意欲的。「おこがましいが(展示作品を通して)落ち込んでいる人たちに力を与えられれば」と話す。

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