長谷川さんの原画など展示 イルフ童画館

イルフ童画館で開かれている開館25周年記念特別展「とびだせ!長谷川義史展」
岡谷市中央町のイルフ童画館は、開館25周年記念の特別展「とびだせ!長谷川義史展」を同館で開いている。絵本の原画119点のほか、立体作品3点、資料10点、関連書籍などを展示。ユーモアあふれる色遣い鮮やかな作品が並んでいる。12月4日まで。
長谷川さんはグラフィックデザイナーを経て、2000年に「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」で絵本作家デビュー。手描きの印象が強く残る筆遣いで描いた登場人物たちは愛情があふれている。これまでに150冊以上の絵本を手掛けている。
今展では5章に分けて作品を展示。「家族」や「未来の子どもたちへ」「幸せのあいことば」など、平和に向けたメッセージも強い。同館は「原画には絵本とは違う強いメッセージがある。知らない作品も多いと思うので、ぜひ足を運んでほしい」としている。
10月21日と11月3日には長谷川さんの絵本ライブとサイン会を実施。絵本ライブは要予約で、サイン会は予約不要。
また、同館では3階の武井武雄展示室で「平和」をテーマにした特別展を同時開催。武井が戦中戦後に制作したタブロー画や版画、絵雑誌の原画、思いつくままに帳面に描いた「気儘(きまま)画帳」などを展示している。
開館時間は午前9時~午後6時。水曜休館。問い合わせは同館(電話0266・24・3319)へ。