岡谷市さらに発展を 今井竜五市長が退任会見

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28日の任期満了を前に、会見する今井竜五岡谷市長

28日の任期満了で退任する岡谷市の今井竜五市長(71)は27日、退任会見を市役所で開いた。「ここまで来たという思いと同時に、一抹の寂しさも感じる」と4期16年を振り返り、市民や市職員ら関係者の支援に感謝。「これからも岡谷市が力強く前進し、さらに発展することを願っている」と今後に期待を寄せた。

-4期16年を振り返って。

平成18年7月豪雨災害からの復旧復興、経済危機「リーマンショック」に端を発した市内経済不況の立て直し、岡谷市民病院や諏訪広域消防本部岡谷消防署庁舎など六つの基盤施設整備、新型コロナウイルス感染症への対応など、常に全力を傾注してきた。与えられた任期の中で、ほぼやり切ることはできた。

-岡谷市の現状について。

活気がないと言われるのは、人口減少や少子高齢化から来ていることだと思う。その時代の背景がある中で施策・政策を進めなければならない。私は産業振興に力を入れてきた。その成果の一つとして昨年、52年ぶりに社会動態が増加したのでは。地道な努力の積み重ねで成果を出していくことが必要。

-印象に残っていることは。

さまざまな出来事があり、長く充実した期間を過ごせた。それぞれが記憶に強く残り、走馬灯のように頭の中を巡っている。強いて言えば六つの基盤施設整備。それをやり遂げることができたこと。

-これからの岡谷市長、市政に望むことは。

市民の負託を受けて選出された新市長。自信を持って市政を推進してほしい。市民本位で、市民の声に耳を傾けながら、掲げた公約の実現に向けて頑張ってもらいたい。市政は継続が重要。職員と協力しながら取り組んでほしい。

-今後について。

白紙。市議で2期、市長で4期の計24年間、市政の推進に携われた。経験、知識を生かして精進を重ね、微力ながら岡谷市の発展、市民福祉の向上に貢献できれば。

-市民の皆さんに一言。

市長の職を全うできたのは市民の理解、協力、支援、市政への参加のおかげ。すべての皆さまに「ありがとう」の言葉を伝えたい。

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